





故中谷義雄博士は京都大学医学部生理学教室において、ツボと皮膚通電抵抗の関係を研究し、それによって「良導点および反応良導点」を発見しました。さらにそれらが機能的に関連することを見つけ「良導絡」とし、「皮膚通電抵抗と良導絡」と題した論文にまとめ、学位(医学博士)を取得されました(良導絡エッセンス参照)。
今日、「良導絡」と言えば「良導絡治療」をイメージされることも多いのですが、厳密には鍼灸学における”経絡”の科学的一面が”良導絡”と考えられ、良導絡理論の中核に座る現象になっています。
一方、良導絡治療とは、良導絡理論に則って構築されたすべての治療法を指し、正式には「良導絡自律神経調整療法」と呼ばれています。本法は『皮膚通電抵抗を指標として、体表における自律神経(交感神経)系の興奮性を客観的にとらえ、統計学的なデータを基にして全身的、局所的に生じる興奮性(異常=病的)を、いわゆる健康人の興奮性(正常=生理的)に近づけようとする治療法』です。
主な医療行為(手技)は針灸による自律神経調整、しかしその解釈(理解)は現代医学(とくに神経生理学)に基づいておこないます。
このような独創的な『理論体系』と『治療方針』をもつ治療法が、日本において確立されたことから、中国伝統医学(中医学)においても日本的針灸と理解されております。
絶版となっていた後藤公哉先生著の「良導絡基礎と臨床」がたにぐち書店より再販されました。会員の方は、10月の学術大会まで期間限定で、割引価格にて購入が可能です(定価11,000円を8,800円)。詳しくはこちら
●日時:2023年8月27日(日)13時~16時10分
●場所:東京医科大学病院8階会議室
〒160-0023:東京都新宿区西新宿6-7-1
東京メトロ丸の内線 西新宿駅(東京医科歯科大病院前)下車すぐ
都営大江戸線 都庁前駅下車徒歩約7分
休日・夜間受付(入口B)からお入り下さい。
◆臨床講座 13:00~14:00
「良導絡自律神経調整療法実技‐鬱症状の治療‐」
新船橋はりきゅう整骨院 院長 佐藤秀治先生
◆教育講演 14:10~16:10
「交感神経デルマトームと経皮的自律神経活動計測法」
日本良導絡自律神経学会会長 東京医科大学名誉教授 伊藤樹史先生
◆東日本支部総会 16:20~16:50
東日本支部会員におかれましては、下記より出欠をご連絡いただけますようお願い申し上げます。当日欠席の場合は、委任状の提出をお願い致します。
https://forms.gle/HiP8GZ8LEYcgLG8GA
●参加費:会員:3,000円、学生:2,000円、一般:5,000円
●申込方法:当日参加も可能ですが、下記研修会案内ページにアクセスし、出来るだけ事前にお申込下さい。
なお、後日のオンライン配信は事前申込された方のみとさせていただきます。
https://612jsrm-east.peatix.com
※YouTubeの視聴は9月3日(日)~10月1日(日)までを予定しています。
第74回良導絡自律神経学会全国大会(IN東京)の前日に、測定アドバイザー試験および認定医・師試験を実施することとなりました。
試験日程 10月21日(土)10:00開始
場所:東京医科大学病院8階会議室1
受験希望の方はこちらをご覧下さい。
2023年10月22日(日)、第74回日本良導絡自律神経学会学術大会(東京)が開催されます。
大会テーマ「刺激鎮痛法~鍼から脊髄・脳刺激療法まで~」
7月31日(月)まで、一般口演の演題を募集中です。
参加方法、演題応募について詳しくはこちら